【開催レポート】東京大学で初めて!同意について考えるワークショップ

4月25日、部活やサークルの新歓用に作られた立て看板が印象的な東京大学駒場キャンパスで、ちゃぶ台返し女子アクションの協力のもと、東大生有志が「これからの「性」のあり方を考えよう 〜性における「暴力」とは〜」を開催しました。
2016年5月、東大生5人が女子大学生に対する強制わいせつ容疑で逮捕される大変痛ましい事件が起こりました。「あの事件は東大生の中でも特殊な人が起こしたものであって、自分と性暴力は関係ない」、そんな考えが東大生にも見られることに感じた違和感が、今回のイベントを企画する原動力となりました。
基本的には学部1・2年生が在籍する駒場キャンパスでの開催にもかかわらず、学部1・2年生はもちろんこと、修士1年生にいたるまで、幅広い学年から男女問わず20名近くの方に参加していただきました。
知的好奇心の強い東大生向けに内容をアレンジし、刑法の性犯罪に関する規定の改正にまつわる論点や、日本における性暴力の実態・精神的負担などを紹介する「知識」のインプットを重視しつつも、「同意」というキーワードをもとに身近なシナリオを通して日常生活においてどのように相手を尊重できるのかを「実践」しながら学ぶアウトプットにも力を入れました。
参加者の方からは以下のような感想をいただきました。
「(性暴力)被害者の75%近くが加害者と面識があったとは知らなかった」
(文科三類2年、女性)
「性暴力というテーマに真剣に向き合ったことがなかったので、セックスと性暴力がどのように違うのか等の基本的だけど意識しなければならない問題や合意を形成できないという問題等を知り考える機会になりました」
(経済学部3年、男性)
「大学生になってから考えるのは、少し遅いと思う。せめて中高生にこのワーク ショップを開いてあげてほしい」
(文科三類1年、女性)
このワークショップの第2弾を5月24日(水)に同じく駒場キャンパスで実施予定です。 Facebookイベントページはこちら 申し込みはこちら 東大学部学生・院生限定のイベントですが、現在慶應大学、創価大学でも同様のワークショップを企画しています。あなたの大学でもワークショップを開いてみませんか?お気軽にご連絡ください。