© 2017 刑法性犯罪変えよう!プロジェクト

Please reload

最新記事

Change.org「成功事例」にピックアップされています!

June 2, 2018

1/8
Please reload

特集記事

メディア掲載:毎日新聞「新入生、性被害を防ごう」

April 18, 2017

 

4月14日付の毎日新聞が、3月15日に開催した院内集会の様子を取り上げてくださいました!

以下、記事です。

 

- - - 

 

 

新入生、性被害を防ごう

 

毎日新聞2017年4月14日 東京朝刊

 

●心と体にダメージ

 

 「家について来るって、そういうことでしょ」

 

 大学時代、男友達の家に遊びに行った際、そう言われた。3月25日、東京都内で開かれたワークショップ「パートナーシップにおける『同意』ってなに?~お互いを尊重する性のあり方を考える~」で、出席者の女性(26)が被害体験を語った。性行為は嫌だったが断りきれず、「断れない私が悪いんだ」と自責の念で苦しんできたという。

 

 「日本では性行為の同意についてほとんど語られていません。でも、互いの意思を尊重する同意は人間関係すべてにおいて大事なことです」。女性の言葉に、男女約20人が真剣な表情で聴き入った。

 

 ワークショップでは、恋心を抱いていた男性とデートして自宅に誘われ、性行為を要求された場面を想定し、(1)同意は尊重されていたか(2)当事者はどう考えていたか(3)同意を尊重するにはどう行動すればよかったか--などを話し合った。主催団体「ちゃぶ台返し女子アクション」の大沢祥子さんは「なぜノーと言わなかったのか、と言われますが、はっきりノーと言ったら危険な場合もある。性暴力は『境界線の侵害』で、体と心に大きなダメージが残る。だからこそ同意が尊重されないといけません」と話す。米国や英国の大学には、新入生オリエンテーションで「性行為における同意」を教えるプログラムがあり、参考にした。今後、全国の大学に広げることを目指している。

 

 ●大学は対策消極的

 国内では昨年、大学生の事件が相次いだが、抜本的な対策は取られていない。

 

 女性に集団で性的暴行をしたとして昨年11月に医学部生3人が逮捕された千葉大は、医学部生全員にハラスメントに関する講義を年2回義務づけた。東京大は昨年5月の強制わいせつ事件で3人が有罪判決を受け、3人を退学処分、2人を停学に。「同様の事件が二度と起きないよう、全力で取り組む」というが、新年度の対応は学生への注意喚起にとどまる。大学公認団体だったサークルのメンバーが集団暴行をした疑いで神奈川県警の捜査対象となっている慶応大は、未成年の飲酒をあおったとしてサークル解散を命じ、学生3人を無期停学としたが、「報道されているような事件性は確認していない」として対応は手つかずだ。

 

 性教育に詳しい岩室紳也医師(泌尿器科)は、社会全体の問題として考える必要があると指摘する。アダルトビデオではレイプされた女性が喜ぶストーリーも多い。「1人で見ていると、女性はそういう存在と勘違いしてしまう。仲間と一緒に見れば、これはないだろうと気づくはず。自分と他者の思いの違いに向き合えるようになる性教育が必要です」と話す。

 

 性暴力の被害者は警察に届け出ない人が多い。精神的ショックが大きく、取り調べによる2次被害を恐れるからだ。内閣府の「男女間における暴力に関する調査」(2014年度)では、無理やり性交された経験のある女性のうち警察に相談したのは4・3%。7割が誰にも相談していない。ハラスメント相談窓口がある大学は多いが、性暴力に特化した窓口は見当たらず、相談しやすい特別な配慮がある窓口や、専門機関との連携が求められる。

 

 ●同意なければ暴力

 

 被害に遭わないためには、どうしたらいいのだろうか。性暴力撲滅を啓発するNPO法人「しあわせなみだ」の中野宏美理事長は「その問い自体を『社会全体が加害をしないためにどうしたらいいか』に変える必要がある」と強調する。性暴力を巡っては「夜遅くに知らない人に突然襲われる」「女性が嫌と言うのはイエスの意味」といった無理解が浸透し、被害者が責められる風潮があるためだ。「加害者は性欲ではなく支配欲を満たすのが目的。同意のない性行為は暴力だと認識されないと事件はなくならない」

 

 大学構内では、街灯を増やす、犯罪が起きやすい死角をなくすといった環境整備も有効だ。トラブルのもととなりやすい酒は、性暴力の前の道具や「酔っていたから」と正当化する言い訳として使われるが、本質的な原因ではない。「こわい」「嫌だ」と思ったら自分の感覚を信じて相手に伝えたり、その場から立ち去ったりすることを勧める。

 

 それでも被害に遭ってしまった時は、カウンセリングや警察への告訴などを1カ所で支援している「ワンストップ支援センター」に行くのがベスト。警察に行きたくない、レイプされたことを話したくない人も、産婦人科で性感染症と妊娠の検査だけは受けたほうがよい。中野さんは「しんどいかもしれないけれど、信頼できる人に相談してほしい。もし友達が被害に遭ってしまったら話を聞いて『すべての責任は加害者にあり、あなたは悪くない』と伝えて。抱え込まずに専門機関につないでほしい」と話す。

 

【上東麻子、坂根真理】

 

性暴力神話

(1)夜、見知らぬ人に突然襲われる? 

→レイプ加害者の74%は友人・知人。48.6%が住宅で起きる

(2)女性は「イエス」なのに「ノー」と言うことがある?

→「ノ-」は「嫌」の意味。同意がないセックスは性暴力

(3)酒に酔った場合はレイプされても文句を言えない?

→酒や薬物で判断力を失った人とセックスに及ぶことはレイプ

(4)男性は被害者にならない? 

→男性や性的少数者(LGBTなど)の被害者もいる

(5)加害者は異常な人が多い? 

→レイプは多くの場合、身近な知り合いが加害者

(6)レイプは、まれな事件? 

→無理やり性交された経験がある女性は15人に1人

 ※ビリーブキャンペーン「性暴力神話」より。数字は2014年度の内閣府「男女間における暴力に関する調査」、16年の警視庁「こんな時間、場所がねらわれる」より

 

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

ソーシャルメディア
Please reload

タグから検索
Please reload

アーカイブ
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square