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メディア掲載:TBS「「強制性交等罪」に変更へ、男性も被害者に」

TBSが2月26日に行われた「ビリーブ・トーク&マーチ」を取り上げてくださいました。

リンクはこちらです。

動画も是非ご覧ください。現在の刑法の問題点や、男性の被害者の存在等について分かりやすく解説してくださっています。

以下、記事本文です。

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「強制性交等罪」に変更へ、男性も被害者に

TBS系(JNN) 2/28(火) 18:33配信

「強姦罪」、明治以来続くこの名称を「強制性交等罪」に変更する法律の改正案が、今の国会に提出される見通しとなりました。改正案では被害者の対象が大きく変わることになります。  都内で行われたイベント。主催したのは、性暴力の被害者やその支援者です。被害者として参加したのは女性だけではありません。  「私はまだ子どもだったし、相手がそういうことをすると基本的に思っていないわけね」(性暴力被害を受けた男性)  こう話すのは、16歳の時に性暴力の被害に遭った男性。新宿の繁華街で声をかけてきた見ず知らずの中年男に酒を飲まされ、泥酔した後、男の家に連れ込まれました。そして、男性は男にレイプされたといいます。  「ひげそりあとが、後ろからなんですが、そこが当たった感触とかね」 Q.抵抗できた?  「できないんですよ。『言う通りにすれば痛くないから』『むしろおもしろいことなんで』(と言われた)」(性暴力被害を受けた男性)  「13歳以上の女子を姦淫したものは、強姦の罪」  明治時代に制定された強姦罪では、男性は被害者とみなされず、強制わいせつ罪として扱われてきました。  「『僕も経験があったよ』と(友人に)言ったんです、1980年代。『またそんなこと言って』と笑われちゃったんです。“やっぱ違うのかな”“(レイプ被害は)女性の話かな”と言ってフタをするんです」(性暴力被害を受けた男性)  変化の兆しが見えたのは去年9月でした。政府の法制審議会が、男性の被害も罪とすることなどを盛り込んだ刑法改正を法務大臣に答申し、政府は強姦罪を「強制性交等罪」に改めた改正案を今の国会に提出する見通しとなったのです。  「全ての人が被害者になり得る、逆に全ての人が加害者にもなり得るということをはっきりさせたのは、歴史的意義がある」(性暴力被害を受けた男性)  一方で、法改正にはまだ不備があると指摘する人もいます。13歳の時、父親から性暴力を受けていた山本潤さん。  「“暴行脅迫要件”が残っている限り、性暴力によって被害者が性犯罪の被害者になれないという状況は続くと思う」(性暴力と刑法を考える当事者の会 山本潤さん)  強姦罪として裁くには暴行や脅迫があったかが争点となりますが、これには、女性が抵抗したなど、加害者と合意していないということを立証しなければなりません。  「私も父から性暴力を受けた被害者ですけども、何もできずに凍りついてしまった経験がある。そういう被害は、暴行・脅迫がないし、年齢も13歳を超えているから、強姦罪ではないというふうに門前払いされるもの」(性暴力と刑法を考える当事者の会 山本潤さん)  性犯罪に詳しい弁護士は・・・  「裁判例では、叫んだり助けを呼ぶこともなかったとか、わずかな抵抗さえすれば拒むことができたというと、暴行・脅迫はなかったと」(“レイプクライシスセンター TSUBOMI” 望月晶子弁護士)  今回の改正案には、罰則の強化や被害者が告訴しなくても容疑者を起訴できるようにする規定も盛り込まれ、早ければ3月上旬にも閣議決定される見通しです。(28日15:33)

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